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ディンギーノッてる?(KAZI連載)
『 勝手な競技人口増加及び競技力向上計画(後編) 』 June, 2009 text by Koji Ida
前号からの続きです。
勝手な計画 その2。
各ワンデザイン種目の全日本選手権の大会名を変える。
イベントに魅力がなければ、選手はレースに出場しない。 出場しなければ、JSAF会員登録する必要はない。
だからイベントを魅力的にしなくてはいけない。
出場選手が多く集まるイベントの魅力のひとつは“ステータス”だと、近頃の僕は考えている。
ステータス [status]。直訳すれば「社会的地位や身分」。
スナイプについては、国民体育大会の採用から外れて逆に全日本選手権のステータスが上がり、そのイベントは昔以上に盛り上がっているように見える。
しかし残念ながら、その大会名は「全日本スナイプ級ヨット選手権」なのだ。470の場合も「全日本470選手権」である。
“ヨット”や“セーリング”なら誰でも知っている言葉であるが、“スナイプ級”と言われてもヨット関係者以外は全然ピンとこない。
それを「全日本セーリング選手権 スナイプクラス」としたら、どうだろう。
というか、昔から「何故そうじゃないんだろう?」と疑問に感じていた。僕以外にも、同じように思ったことのある人もいるはずだ。
大会名を変えるだけで、そこから受ける印象は確実にステータスを上げ、地方予選なども含めた参加選手は増加するはずだ。
たとえば、クラス協会会員数200名以上かつ日本選手権の参加数30艇以上という基準を設け、それをクリアしているクラスについては「全日本セーリング選手権 ※※※クラス」の大会名に改名する。
その大会名を戴くために、各クラス協会は会員増加やイベントを盛り上げるため、いろいろな施策を考える。
僕も今まで「スナイプっていうヨットの元全日本チャンピオンなんですよ」という、一般人の相手には分かりづらかったプチ自慢が、「全日本セーリング選手権の元チャンピオンなんですよ、種目はスナイプっていう二人乗りヨット」と、説明しやすくなるのだ。
これは是非ともやって欲しいので、JSAF役員の皆様、何卒ご検討のほど宜しくお願い致します、ペコリ。
勝手な計画 その3。
「チャンピオンズ選手権」を企画し、ジャパンカップと併せて開催する。
上記で提案した全日本セーリング選手権の各クラス優勝者が集まり、いずれかのワンデザイン種目でレースを行い、チャンピオンの中のチャンピオン決定戦を企画する。
これは既にアメリカでは実施されている。あくまでも御祭りムード的なレースだと思われるが、どの艇種のチャンピオンが勝つのかは注目が集まるところ。
できれば日本でもこれを真似てみて、ついでに外洋ヨットの最高峰を決めるレース「ジャパンカップ」の中のイベントとして組み込んではどうだろう。外洋ヨットでもディンギーでも、オーバーオールの日本一を決める大会とすれば、とても盛り上がるのではないだろうか。
ディンギー種目のチャンピオンたちは、そこで国内トップレベルのキールボートチームに出会う機会ができ、その後のセーリング活動に幅を持たせるためのチャンスとなる。全国の様々なディンギー乗りたちが注目するので、それらの選手たちもジャパンカップやキールボートに興味を持ち、ディンギーを辞めた後もそっちで活動を継続するかもしれない。いかがか。
えっと、三回に渡って、勝手な提案をしてきましたが、何かのキッカケでヨットを始めた人たちが“レース活動を長く続けるための動機付け”となることを僕なりに考えてみました。
そんなに上手くいくとは思いませんが、でも、これが出来れば少しは競技人口も増え、競技力も上がるんじゃないか、というプランを出してみました。この原稿を読んでいただいている皆さんも一緒に考えてみてくださいな。まあ、偉い人たちが気付いて動いてくれないと、なにも変わらないんですけどね。 ■
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