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[column]  鷸が跳ぶ

 

015 表彰台理論

 

text by Koji Ida

 

 

年の琵琶湖スナイプ選手権。筆者ペアは昨年ここで予選落ちしてしまったので、例年以上に思い入れの強い大会となった。このレースの前の週に松崎・杉浦ペア(豊田自動織機)がワールド準優勝という快挙を達成し、それを目撃したが上に、さらにやる気満々である。

 

だが、そんなことはどうでもいい。今回の琵琶湖スナイプ選手権は、筆者がフリートキャプテンとなってから、最初の大会である。以前にもご紹介したとおり、この日の為に、表彰台を製作していたのである。その表彰台のお披露目が、成功するか、失敗するか。それが一番の関心ごとであった。

 

完成の姿は、写真のとおり。製作時間はそんなに掛からなかったが、かなりの構想時間を費やした。ポイントは「年に一回くらいしか使わない表彰台が、邪魔にならないように」。他の種目と違い、スナイプなどのツーマンディンギー用の表彰台とすれば、各2人づつが乗れるようにしなければならない。そうすると、かなり巨大なものになってしまう。その巨大な構造物を、如何にコンパクトに収納できるか。また出来うるなら、表彰台以外としても利用できるように設計する。そうしないと、その表彰台は単なる粗大ゴミとなってしまい、それを製作した筆者とともに、闇に葬られることになる。

 

こで考案したのが「表彰台兼ファミリーテーブル&チェア」である。普段はイスがテーブルの下に入って、コンパクトに収納。テーブルとして使用する際には、市販の日除けパラソルも設置できるので、紫外線の気になる奥様たちも大喜び。そして表彰台として使うときは、イスとテーブルを横に並べ、専用の1、2、3ナンバープレートを設置。そしてレッドカーペットを両面テープで固定。あっという間に、スーパー表彰台に変身である。

 

製作は簡単。一番安価なSPF材の2×4をホームセンターでカッティング。下穴を開けてから、木ねじを電動ドライバーでギュンギュン締めていく。あとは虫除けも兼ねた塗装を施して、ファミリーテーブル&チェアは完成。ナンバープレート製作は、ちょっぴり苦労するが、出来てしまえば感動である。

 

そして、この表彰台のお披露目の日、琵琶湖スナイプ選手権がやってきた。週末2日間の大会であったが、土曜日はカミナリ&突風でノーレース。「このままレースが出来なかったら、この表彰台はどうしよう」と不安がよぎったが、日曜日に一気に5レースを実施。なんとか大会が成立した。

 

かし、ここで一番の大誤算が発生。筆者ペア、優勝しちゃったのだ。フリートキャプテン&閉会式の司会&表彰台の一番上。周囲からは「お前の自作自演か!?」と大ブーイング。私自身も恥ずかしくって仕方がない。

 

という訳で、来年こそはセレモニーが成功するよう、さらにアイデアを絞り出さなくてはならない。一回の失敗で挫折するような私ではない。だが、この“表彰台理論”を確立する為には、まだまだ時間が掛かりそうである。あなたのフリートでも、研究してみては如何ですか。■

 

 

 

 

 

 

 

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