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[column]  鷸が跳ぶ

 

019 地球の裏からブエノス・ディアース

番外編:近藤ヤスシの地球の裏を食べつくせ!「オカワリくん南米グルメ紀行」

 

text by Koji Ida

 

】この作品はフィクションです。登場する人物と料理は実在しますが、登場人物のセリフっぽい記述は、本人が実際に話したことではありません。予めご了承ください。

 

っす。オレ、近藤ヤスシ。この前、ウルグアイっていうトンデモなく遠い国に行ってきたよ。一緒に行った先輩セーラーたちは、オレのことを「オカワリくん」って呼ぶんだぜ。失礼な話しさ。オレのどこを見たら、そんなニックネームが思い浮かぶんだろうね。まあ、そんなことはどうでもいいさ。オレはいつでも太っ腹だから。というわけで、今回の遠征で出会った食べ物を、オレがみんなに紹介するよ。

 

まずはオレ、アメリカの空港で乗り換えるときに、絶対にホットドックを食べてやるってココロに誓っていたんだ。だって、アメリカっていえばホットドックだろ。それをガブリとやるのがオレの夢だったのさ。太平洋横断はとっても長時間のフライトで疲れたけど、この目標があったから頑張ることが出来たね。でもまあ、疲れていたから美味いのかマズイのか、よく分からなかったよ。でも飛行機のなかで食べる機内食って、ほんとうに美味しくないよね、全部残さず食べたけど。ファーストクラスだったらメニューが違うのかな?まあ、オレにとっては味より量だよ。同じメニューでいいからさ、オカワリとか大盛を注文できるようにして欲しいね。

 

今回、乗り継ぎの飛行機が遅れて、マイアミで一泊することになっちまったんだよ。ナンテコッタイ。でも、機内食の少なさにイライラきてたから、ちょうどよかったよ。まずはココナッツ・ヨットクラブの横のカフェレストランで、フィッシュ&チップスを頼んだんだ。やっぱり揚げたては最高だね。大好きなポテトもたっぷりだし。そしてマイアミのビーチでトップレスのお姉さんたちを眺めたあと、喫茶店でコーヒーでも飲んで休もうと思ったら、想像していたのと全然違うものがきちゃったよ。まあ、これでよかったけどね。アメリカはなんでもビックなんだよ。オレもいずれビックになるから、みんなもしっかり覚えておいてくれよ。

 

本当はこのままマイアミにいたかったんだけど、仕方がないからウルグアイに行ってやったよ。ホストのプンタ・デル・エステ・ヨットクラブのレストランでは、オレたちのために「スナイプセーラーズ・メニュー」っていうのを準備してくれていたよ。牛肉、魚、鳥、パスタ、ペンネの5つのコースがあってさ、全部にデザートもついているんだよ。どこのレストランでもデザートがあるので、本当にオレ好みの国だね。

 

でも、ウルグアイといったら焼肉だね。こっちは牧畜がおもな産業だから、牛肉は本当に安いんだよ。高級レストランはそんなに安くないけどね。その焼肉専門店をパリージャと呼ばれていて、名物料理は、アサード(牛肉の炭火焼)やパリジャーダ(アサードやチョリソー、内臓焼きなどの盛り合わせ)っていうのがあるんだ。本当にボリューム満点なので、ひとりでは食べきれないね(オレ以外は)。ちょっと脂っこいから、日本人にはナカナカ馴染めないかも(オレ以外は)。

 

昼食には、チビートス(ウルグアイ版ハンバーガー)がオススメさ。牛の薄肉とベーコンを炒め、レタス、たまねぎ、トマトなんかと各種の薬味やマヨネーズを塗ってパンに挟むんだ。ハーバーの前に美味しいチビテリア(チビートス専門店)があってさ、なかに挟むものをオーダーしながら焼いてもらうんだ。本当にボリューム満点だから1個でお腹いっぱいだよ(オレ以外は)。

 

ウルグアイでは、日本と食事の時間が少し違っているんだ。朝は普通だけど、昼は13時〜16時くらいの間に適当に食べるって感じ。夜は9時〜11時くらい。だから夜7時くらいにレストランに行っても、まだ店が開いてないんだ。すぐにお腹の減るオレには困った習慣だね。

 

でも、大会期間中はレースの後にハーバーで焼きたてハンバーガーが食べ放題だったんだ。スナイプ国際事務局長のジェリリンは「選手のみんな、はやくマック・プンタ(マクドナルドと掛けて)に行かなきゃ!マック・プンタって私が名付けたのよ。フォ!フォ!フォ!」って自分で言って、自分でウケてるんだ。だから「それを言うならプンタ・キング(バーガーキングと掛けて)だろ!」って言ってやったら、彼女は大笑いさ。楽チンだよね、アメリカンジョークって。つまらない駄洒落を連発すればいいんだから。それにしても、レース後のハンバーガーは本当に最高だったね。2個も食べればお腹いっぱいさ。まあ、オレはいつも4個食べてたけどね。

 

プンタ・デル・エステは南米有数のリゾート地だけあって、ハーバーやホテルの近くに沢山のレストランがあるんだ。パリージャ(焼肉店)だけじゃなく、シーフードやパスタのお店も沢山あるよ。中華料理のレストランも一軒だけあったよ。ここには何度も通ったね。やっぱり4000年の歴史には敵わないよ。シーフードの店に行くなら、海老やイカや貝など、スペイン語での食材の呼び方を予め調べておいた方がいいね。あと、パエリアを注文したいときは、スペイン語で正確に発音しようとすると“パエージャ”だからね。いい間違えると、パリージャ(焼肉)が来ちゃうから注意してよ。ビールは、ピルセン、パトリシアとかの地元の銘柄があって、これがなかなか飲みやすいんだ。ウルグアイ産のワインも、日本じゃ手に入らないから試してみる価値はあるね。お土産に買って帰っても、喜ばれると思うよ。

 

まっ、今回の遠征では沢山食べたけどさ、来年4月の入社式までは頑張ってダイエットしようかと思ってるんだ。社会人になるからっていう理由じゃなくて、同期入社に気になる女の子がいるんだよね。だって、第一印象が肝心じゃん。ヨットだけじゃなくてさ、恋もトップスタートを切ろうかと思って。

 

来年はサンディエゴ(カリフォルニア州)の世界選手権に行く予定だからさ、そこでも沢山食べて、またみんなに報告するよ。

 

それじゃあ、アスタ・ルエーゴ!(また今度)

チャオ!■

 

 

 

憧れのホットドック。まずは第一目標達成。

 

機内食って、本当に進歩しないね。

 

あつあつのフィッシュ&チップス。サイコー!

 

マイアミでコーヒーを注文したつもりが・・・。

 

スナイプメニューのお肉もりもり。

 

やっぱりデザートは欠かせないね。

チビートスはボリューム満点。入れるものを頼みながら

焼いてもらう。

 

今日も4個目。レース後のハンバーガー。

 

 

海老の炒め物。日本人には肉料理よりもシーフードが落ち着くね。

 

天気のいい日は、オープンデッキでランチが最高!

 

パリジャーダ(焼肉盛合せ)は、脂っこいけど一度はトライしてみて!

 

 

海老入りのトルティージャ(スペイン風オムレツ)。

日本でもスペイン語で知られている料理は、味も無難だね。

 

街に唯一の中華料理店。パサパサですが、米が食べれます。

 

もう食べるもの無いから、リンゴでもカジっとくわ〜!

 

 

】この作品はフィクションです。登場する人物と料理は実在しますが、登場人物のセリフっぽい記述は、本人が実際に話したことではありません。重ね重ね、ご了承ください。

 

 

 

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